ダイクストラの構造化理論
私がまだ十代だった頃、強く共鳴した理論があります。
それが、ダイクストラの構造化理論です。
当時その思想に触れ、私はその考え方に基づいたコードを書くことに夢中になりました。
ジャンプ命令に頼らない、流れの見えるプログラム。
それは驚くほど読みやすく、長期間にわたって保守し続けることができました。
しかし、当時はユーザーの需要に対してプログラマーやSEの数が圧倒的に足りていない時代でした。
多くの現場では理論書をじっくり読む余裕などなく、とにかく動くものを作ることが優先されていました。
そんな中、私は高校二年生のときにこの書に出会い、強い感銘を受けました。
目の前が開けたような感覚があったのを、今でも覚えています。
現在のプログラミング言語は当時よりはるかに進化しています。
それでも、ルールに則った書き方を徹底すればするほど、保守性は高まり、バグの少ない安定したシステムを構築できる――私はそう考えています。
「とにかく答えが出ればいい」という作り方ではいけない。
若い頃にそのことに気づけたのは、私にとって大きな財産でした。
あのときの気づきが、今もなお自分の土台になっています。
そして今、言語を超えてコンピューターと対話できる時代がやってきました。
だからこそ改めて思います。
構造化された思考と標準化された設計は、これからますます重要になる。
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