見えない部分
プログラムというものは、最終的にユーザーから見えるのは画面(UI)の部分だけです。
文字が読みやすく、レイアウトが整っていて、期待どおりに動作していれば、中でどのようなコードが書かれているかは見えません。
どれだけ無駄な処理があっても、どれだけ分かりにくいコメントが書かれていても、エンドユーザーには関係ありません。
困るのは、何か月後、何年後かにそのプログラムを修正する自分自身や、引き継いだ開発者ぐらいでした。
つまり、コードの美しさは開発者だけの問題だったのです。
ところが最近は、その常識が変わり始めています。
AIにプログラムを解析させる時代になり、今まで「見えなかった部分」が、とても重要になりました。
コードの構成や命名、そしてコメントまでもが、AIにとっては仕様書を補足する重要な情報になります。
分かりやすく整理されたコードほど、AIは正確に理解し、より適切な提案や修正を返してくれます。
逆に、場当たり的に書かれたコードや意味のないコメントは、そのままAIの判断材料になってしまいます。
ふと思い出したのが、Appleの創業者が「見えない部分にこそこだわるべきだ」と語っていたことです。
昔は自己満足だと思われることもあった、その考え方が、AIの時代になって新しい価値を持ち始めました。
長年、見えない部分を意識してプログラムを書いてきて、本当に良かったと、今あらためて感じています。
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